大切なご家族な亡くなった時は、通常の精神状態ではありません。
慌ただしい中で慣れない葬儀社探し。
そういう時はよく『話の行き違い』がおきます。
とあるご家族のお話ですが、
ご家族からお電話がありました。
病院から大阪市営斎場でのご葬儀を希望されているとのお話でした。
お電話口の方のお通夜希望日は式場が空いておらず、こちらのグループを上げてご家族の希望に出来るだけ近い式場を探しておりました。
しかしながら、ご希望に添える式場がなかったので一旦お電話でその日にお通夜を行えそうにないことを詫びました。
ご家族で一度相談してみるとのお話でしたが、1時間経っても折り返しの電話がなかったので、確認だけと思い電話をしてみました。
もう、どこかで見つかりましたか?とお伺いしたところ、
まだです。とのお話。
一度、お見積り金額だけでも病院でご説明しましょうか?との問いに、
お願いします。とのお話だったので直ぐ病院へ向かいました。
病院へ到着し、挨拶を済ませお見積りを説明させていただきますと申したところ、
『寝台車は??』と。。
先ほどまでお話をしていた電話口の方は一旦お自宅へ帰っており、
弟さんご夫婦が対応されていました。
話がうまく伝わっていなかったので、お詫びを申し上げ直ぐに手配をして遺体を搬送させていただきました。
寝台車の到着までに、各市営斎場の利便性や葬儀の進め方などを説明させていただきました。
ご遺体をご自宅へ安置させていただき、先ほどのお電話口の方ともあいさつを済ませ見積もりや進行を再度説明いたしました。
葬儀もお願いします。と依頼していただき、
直ぐスタッフへ『出足の行き違い等があった葬儀はトラブルが起きやすいので、気を引き締めて執り行いましょう。』と打ち合わせをしました。
お通夜・お葬式も無事に終了し、出棺の時に菩提寺様がお部屋に居られなかったので、スタッフ総出で市営斎場中慌てて探しました。
菩提寺様は大阪市営斎場でのそ葬儀が初めてのことだったので、先に火葬場で気を利かせていただいてたようです。
最後の最後に少し焦りましたが、大きなトラブルもなく初七日法要も済ませることが出来ました。
私共『葬儀社』とお電話口の方との行き違い。
ご家族間での行き違いというのは、精神的に不安定なご臨終の時は起こりやすいもの。
ご家族の心情を考えた、電話対応というのが必要です。
きっちりとケアをしないといけないと、再度認識出来た葬儀でした。