来迎(らいごう)
浄土教などの考え方。人がなくなる時、一心に念仏を唱えると仏が迎えに来ることを来迎と言います。
念仏行者の臨終にさいして、阿弥陀仏が諸菩薩とともに雲に乗り死者を迎えに来て、極楽浄土に導くことをいいます。
真宗の教義では臨終来迎を必要とせず、浄土宗西山派では阿弥陀仏の救済の働きを来迎と言います。
臨終(りんじゅう)
人が息を引き取る時。人が亡くなる間際の事を臨終と言います。
割りばしの先に脱脂綿を巻き付けたものを使って、唇を湿らせてあげる事で末期の水を取ります。
死者との別れの意味が込められています。
霊安室(れいあんしつ)
病院・警察などに設けられている、遺体を一時的に安置する部屋を霊安室と言います。
病院によっては霊安室がない場合もあります。
現代は病院で最期を迎える方がかなり増えています。病院では提携している葬儀社があり、病室から霊安室までの移動などを白衣を着て手伝ってくれた人が病院の人ではなく、業者の人だったっていう話も多く聞きます。
提携業者にそのまま寝台車や葬儀を依頼しても良いのですが、きちんと料金体系を確認しておく事が大事です。
霊柩車(れいきゅうしゃ)
人力で棺を運んでいた頃、装飾していた輿を自動車につけたものと言われています。派手な装飾をしたのを、宮型霊柩車と言います。
最近では寝台車で病院にお迎え、火葬場に見送りというケースが多くなったので、宮型霊柩車を見る事も少なくなってきています。
六字名号(ろくじみょうごう)
浄土宗・浄土真宗で本尊のかわりにお祀りします。
法要の時に南無阿弥陀仏の掛け軸をかける場合もあります。
六曜(ろくよう)
中国歴の陰陽五行説から生まれた考え方です。
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の六つの曜で構成。
仏教と混合されて考えている方がおおいですが、基本的に違います。
昔の方は、友引は『友をひく』=『友達を連れていく』と連想され、葬儀を避ける考え方もあります。
火葬場が昔からの流れで友引の日を定休日にしている自治体もあります。