目次
搬送(はんそう)
病院でお亡くなりになった故人を自宅若しくは安置施設や斎場などに移動させる事を搬送と言います。
搬送させる移動車を、寝台車と言います。
寝台車の手配は、葬儀社に連絡をとれば30分〜1時間くらいでお迎えに来てくれます
病院から紹介しましょうかと言われるケースもあります。搬送をお願いしたら、葬儀・告別式や火葬まで依頼してしまうケースが殆どです。
葬儀の見積もりはきちんと提出して貰い、納得いかない場合は別の業者に依頼しても問題はありません。
花祭壇(はなさいだん)
従来は白木祭壇が一般的でしたが、今は花祭壇を選ばれる人が増えています。お花で飾られた祭壇の事を言います。
役所に死亡届と火葬許可申請書を同時に提出、引き換えに火葬許可証を受け取ります。
火葬が無事終わると、日程などが記入された『埋葬許可証』が発行されます。
葬儀社で代行手続きをしてくれる事が殆どです。
箸渡し(はしわたし)
収骨の作法。火葬の後に竹や木の箸で収骨する方法。
二人同時に一つの骨を箸でつまむようにして行うこともあります。
亡き人をあの世へ橋渡しするという意味にもかけられています。
墓友(はかとも)
共同でお墓を購入、同じ墓に入る友人・知人を墓友と言います。
墓友達の略語です。
墓じまい(はかじまい)
後継者のいないお墓、遠方でなかなかお参りにいけないから等、様々な理由でお墓を引っ越しや解体、撤去することを墓じまいと言います。
墓じまいは、更地の状態にして変換する必要があります。
寺院墓地の墓じまいを行う場合は、寺院墓地との契約解消につながります。管理者に事情を説明し、理解を求めましょう。
公営や民間霊園の場合は、改装届・受け入れ証明といった手続きが必要です。
分からない時は、専門家に相談しましょう。
般若心経(はんにゃしんぎょう)
最も親しまれている経典といっても過言ではないのが、般若心経です。般若波羅密多心経が正式名です。
臨済宗や曹洞宗などを始め、多くの宗派で唱えられています。
棺(ひつぎ)
一般的には棺桶と呼ばれることもありますが、正式には棺と言います。
棺に遺体を納める事を、納棺と言います。
東本願寺(ひがしほんがんじ)
通称『お東さん』と言われています。
幕末に焼失、明治28年に再建されています。
百箇日(ひゃっかにち)
故人の忌明け後、初の法要を百箇日法要と言います。命日から数えて百日目の法要です。
四十九日法要の次にある大事な法要です。その次の大きな法要は、一周忌になります。
一周忌からは年忌法要となります。
袱紗(ふくさ)
袱紗の包み方
贈物を包む布の事を袱紗といいます。
香典など不祝儀袋を包むのに用います。
お悔やみごと用には、緑色・藍色・ねずみ色などを用います。
詳しい動画説明はこちらをご覧ください。
部分収骨(ぶぶんしゅうこつ)
別名、一部収骨ともいいます。
東日本と西日本で週間の違いがあり、部分収骨をするのは西日本です。東日本は全て骨箱に納める『全収骨』です。
地域によっては胴や歯骨を分けるところもあるようです。
分骨(ぶんこつ)
お骨を二か所以上に分けて納める事を、分骨と言います。
お墓が遠方にあり、なかなかお参りに行けない場合に、近くにお墓を作り分骨したり、最近ではお手元供養で毎日お詣りしたりします。
分骨をお考えの場合は、分ける骨壺を事前に用意しましょう。
返礼品(へんれいひん)
通夜・葬儀に参列してくれた人に、お礼状をつけて渡す品物を返礼品といいます。
香典をいただいていない人にも渡します。
香典をいただいた方には香典返しを忌明けに送るケースもあります。
最近では香典を辞退される方も多くなっています。
法名(ほうみょう)
浄土真宗など、戒律という考え方をとらない宗派では、戒名と呼ばず『法名』とよびます。
法名が掛かれたものを表装にしたものを、法名軸といい、故人を偲ぶために仏壇内部左側にかけます。
法然(ほうねん)
法然は浄土宗の開祖で、通称『黒谷上人』『吉水上人』とも呼ばれています。
『一心に念仏を唱えれば、どのような人間も死後平等に往生できる』という教えが浄土宗です。
煩悩や不安に塗れて生きるのが人であり、何も罪ではないとしています。
菩提寺(ぼだいじ)
先祖代々のお墓があるお寺の事、または属する旦那寺の事を菩提寺といいます。
菩提寺に納骨する予定がある方は、遠方にあっても葬儀や戒名の事などは、菩提寺に必ず連絡相談をしましょう。
遠方だから、葬儀は別の寺院で行って落ち着いたら菩提寺にと思っても、トラブルのもとになります。
本葬(ほんそう)
仮葬儀・密葬をすませ、後に行う正式な葬儀の事を本葬と言います。
以前は密葬を行いたいと言えば、後に本葬を行うものだとされていましたが、現在では密葬イコール家族葬的な考えになり、密葬の後本葬を行うというのは少なくなりつつあります。
ご家族・親族だけで葬儀を行い、社葬として改めて葬儀を行う場合も、本葬と言います。
本尊(ほんぞん)
信仰対象となるもので、仏像や掛け軸の事を本尊と言います。
寺院の本殿、仏壇の上段の中央にご本尊が据えられています。
本尊は宗派によって違います。
阿弥陀如来:本願寺派・真宗大谷派・天台宗・浄土宗大日如来:真言宗釈迦如来:臨済宗・曹洞宗曼荼羅:日蓮宗