葬儀社選び失敗談
- 費用が想像以上に高かった
- 想像していた葬儀ではなかった
- 葬儀後に親族からクレームがあった
など。
色々なパターンで失敗する人がいます。
どうして失敗するのか
一番大きな問題は、葬儀社を選ぶという事は人生において経験がないということです。
例えば、自動車を買う。
新車なら数百万円。
買うためにカタログやインターネットで色々と調べます。
自分が欲しい車種とそのライバルの車種などを見比べます。
時間をかけて、ディーラーにも訪問をして、乗り心地や燃費、間近で見て感じたことなど。
しかし、葬儀の場合はそれをする人が殆どいません。
家族が亡くなった時、手順も分からない人が殆どです。
手順も流れもしきたりも全く分からない。。
不安で仕方ないから業者が言う事が全て正しいと思わざる得ない立場に。。
だから、大半の人が失敗します。
葬儀は一発勝負?
葬儀は一発勝負なのかどうか?
家族が亡くなった時に。
参列は何回かしたことがありますが、葬儀を取り仕切る事は初めて。
自宅近くの葬儀社の電話番号を調べてかけます。
後は、言われるがままに。。
若しくは、病院で紹介された葬儀社に取り仕切られ、気付いたら高額な費用で後悔ばかり。。
先に父親の葬儀をして、その時はあまり納得していなかったけど母親の時も結局は同じ葬儀社にお願いをする。
またまた後悔をする。。
『あそこの葬儀社に○○○○円取られた』って話をよく聞きます。
幾らかかったではなく、『取られた』って認識です。
一発勝負でマルかバツかで葬儀社を選ぶとこうなります。
安いだけの葬儀とは
最近は値段だけで葬儀を選んで後悔している人が増えています。
どういうことか?
葬儀って目をつぶってイメージをすると、
- お通夜をして
- 葬儀・告別式をして
- お坊さんにお経を読んでもらって
- 火葬でお別れをする
値段だけで選んだ人は、
- お通夜もしない
- 葬儀告別式もしない
- お坊さんもいない
こういう葬儀だとイメージをしていなかった方もいます。
また、葬儀社から聞いたのである程度は理解をしていたが、
火葬後に『もう少しきちんと見送ってあげれば良かった』と。
大手の業者で○○円プラン追加料金一切なしという葬儀をすると、ちょっとした変更や追加の融通がきかないというジレンマもあります。
逆に昔のように安い金額でお客様を呼び込んでおいて、それをするならプラス○○○円とドンドン追加料金を発生させる業者もいます。
今度はきちんとしようと考えてもその人を見送るのはその時だけだということ。
葬儀はある意味、自分の気持ち、家族の気持ちを区切る儀式でもあります。
きちんと見送る大事さも考える必要があります。
自分の環境と照らし合わせて葬儀を考えないといけません。
失敗しなかった人は
8割は葬儀社選びで納得していないそうです。
では、失敗しなかった人はどうしたのか?
残りの2割はなぜ失敗しなかったのか?
- 事前に故人が相談をしていた
- 危篤になる前に家族が相談をしていた
- 葬祭関連に詳しい身内に相談をした
なかでも一番のポイントは詳しい人がいるかどうかにかかります。
冷静に失敗のない葬儀を第三者として判断できること。
各家庭により事情は事細かに変わります。
親族の人数。
友人の人数。
故人の生前の仕事関係。
故人の近所づきあい等。
家庭の環境を考えずに、一つのプランに押し込んでも本当は良い葬儀を行えません。
プランはあくまでも基本で、その中でもこれは要らない。
これは要ると判断していく事が大事です。
葬儀社選び
ご自身の葬儀社を選ぶなら
やはり数社は事前相談に出向き、自分がこうして欲しいことを伝えお見積もりを比べる事が大事です。
一人でゆっくりとエンディングノートなどを書きながら、どうしたいのか?と考えてみることをお勧めします。
その時に、第三者として話を聞いてアドバイスをして貰う事が大事です。
多くの葬儀社が主催する終活は、自社の葬儀プランの良いところばかりを強調したセミナーだったりします。
そうではなく、こんな葬儀をするとこんなトラブルが起きるという話を聞くことが大事です。
ご自身はひっそりとしめやかにと思う方が殆どですが、ご家族はきちんとしっかりと見送りたいと思う方が多かったりします。
一度色々と堅苦しくなく家族でお話をすることをオススメします。
ご家族が葬儀社を選ぶなら
葬儀社を選ぶなんて不謹慎では?と思われる方が少し前までは多かったのが現実です。
今はそうではありません。
後悔しないためにも、葬儀社を事前に選ぶこと。
そろそろかなと思った時に、事前知識がある人間とない人間では対応がまるっきり変わります。
対象の方がどのような人なのか?
お付き合いが多い人なら、参列してくれるであろう方々のことも考えたプランを。
高齢だと親族も集まる方が少ないので、本当に家族だけでゆっくりと見送るプランに。
予算の中で何が出来るのか?何は省いた方が良いのか?
一番良いのは、葬儀に詳しい第三者に家族のことをお話しいただき相談していただくことです。
13年間、葬儀の相談を10万件以上受けてきました。
予算の中できちんと見送る事をサポートしています。