臨済宗 位牌
臨済宗の戒名は二字・四字・六字などがあります。
一般的には●●院■■▲▲居士(大姉)のように四字名となっています。
●●院という尊称の下の■■▲▲四文字が「戒名」ですが、正確には▲▲の二文字が戒名です
上の二文字■■を「道号」と呼び、その人の生前の徳や性格、業績などを表すのに最も適した言葉があてがわれます。
尊称には「院・院殿」のほかに「軒・庵・斎」などがあり、これらは院・院殿に準じた尊称とされています。
「院号」は元々は天皇の譲位後の住まいを○○院と称し、亡くなられた後その○○院をそのまま戒名の上につけたのが始まりとされています。
「院殿号」は武士が天皇と区別するために「殿」という字を入れたのが興りで、足利尊氏がその始まりとされています。
戒名の下につけられている居士・大姉などは「位号」と呼ばれています。
位号は性別・年齢・寺院や社会に対する貢献度などによっていくつか決められています。
居士・大姉 | 成人以上の男女で、深く仏門に帰依し、仏道修行を実践したもの |
信士・信女 | 十五歳以上の男女 |
童子・童女 | 15歳以下の男女(善童子・善童女の場合もある) |
孩子・孩女 | 2、3歳の小児 |
嬰児・嬰女 | 1歳の小児 |
水子 | 流産・死産の胎児(墓相では水子は用いない) |
★この他「(大)禅定門・(大)禅定尼」という位号もよく使われていたが、最近はあまり使われなくなった。 |
位牌の種類
本位牌は塗の位牌、唐木位牌でも良いそうです。