真言宗 葬儀の特徴
特徴は灌頂(かんじょう)と言われています。
真言宗の葬儀式の中で最も特徴的です。
故人の頭に水をそそぎかけます。
これは密教の儀式で、古来インドでは国王の即位などで大海の水を頭に注いだことに由来しています。
真言宗 葬儀マナー
お焼香作法は3回お香をくべるのが正しいとされています。
*大型葬や社葬の場合、時間を短縮するために1回お香をくべることもあるようです。
こちらの動画を参考にしてください。
真言宗 お焼香作法
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真言宗 数珠
最も正式な数珠は108個連なっている本連です。
現在はどの宗派でも使える略式のものを持つ人が多いようです。
真言宗 葬儀の流れ
全体の流れは一般的な流れと変わらないと思います。
臨終
枕経を行います。
納棺
土砂加持(どしゃかじ)をします。
土砂加持とは、土砂を洗い清めて護摩を修し光明真言を本尊の前で唱えて祈願します。
その土砂をご遺体にかけて納棺します。
ご遺体にまくと柔軟になる、お墓にまくと罪過が消えると言われています。
通夜式
『理趣経』、慈悲の呪、光明真言などを唱えます。
葬儀式
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入堂
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塗香(ずこう)・三密観(さんみつかん)・護身法(ごしんぼう)・加持香水(かじこうずい)の法
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三礼(さんらい)・表白(ひょうびゃく)・神分(じんぶん)・声明(しょうみょう)
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授戒作法
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引導の儀礼
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墓前作法
- 焼香~出棺
真言宗 基本情報
- 開祖:弘法大師空海(774-835)
- 本尊:大日如来
- 本山:金剛峰寺(高野山真言宗/和歌山)
教王護国寺(東寺真言宗/京都)
善通寺(善通寺派/香川)
智積院(智山派/京都)
長谷寺(豊山派/奈良)など