浄土真宗 お盆
正しくは盂蘭盆(うらぼん)と言います。
『仏説盂蘭盆経』からはじまり、現代ではお盆という呼び方で通っています。
浄土真宗 お盆 準備
浄土真宗ではお盆に特別に盆提灯を飾ったり、先祖の霊のために迎え火や送り火を焚いたり、精霊棚、精霊馬を用意したりするようなことは致しません。
本来の仏教では、地獄の釜の蓋が開いて、先祖の霊が帰って来る、という教えはありません
日本では古来から死者の霊がこの世に戻ってくると信じられてきた時期が7月半ばの盂蘭盆会時期と重なって、
先祖の霊を家に迎えてお供えや読経など供養をしてあの世へ帰すという行事として定着したようです。
浄土真宗のお盆は、縁のある亡くなった人を通して私達が仏法を聞き、その迷っている「自分」を教えてもらう仏事です。
お念仏もお浄土もそのために伝えられてきたのです。
お盆の前に、お家のお内仏(仏壇)や仏具をキレイにお掃除してください。
(お内仏はお浄土を私たちに表現されたものです。精霊棚の代わりではありません)
迎え火も送り火も野菜の乗り物もいりません。
そしてそのお内仏を前にお参りをしてください。
浄土真宗 初盆
他の宗派が初盆やお盆だと慌ただしく準備をするので、浄土真宗で初盆を迎える方は自分は何をすればいいのか?と不安になる方も多いようです。
しかしながら、上記のように特別なことは何もしません。
ただ、お仏壇や仏具はこの機会に綺麗にしてあげればと思います。
お仏壇や仏具は、きっかけがないとなかなか綺麗にしようと思わないものです。
汚れが気になるようでしたらクリーニングなどをしてみることも、良いと思います。
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