目次
曹洞宗 葬儀の特徴
曹洞宗の葬儀は授戒(じゅかい)と念誦(ねんず)と引導(いんどう)の3部構成という特徴があります。
授戒(戒を授け仏弟子になっていただくこと)を行い、引導を授ける(仏世界に入らしむこと)ということにあります。
曹洞宗 葬儀マナー
お焼香作法
曹洞宗のお焼香作法は2回で、1回目は額まで押し頂き、2回目は額にいただかずお焼香をします。
詳しくはこちらをご覧ください。
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曹洞宗 数珠
曹洞宗 葬儀の流れ
剃髪
導師がかみそりを持ち「剃髪の偈」を唱えます。
授戒
授戒の中で
懺悔文(さんげもん) 生きている間に犯した罪を懺悔し、入滅を願います。
三帰戒文(さんきかいもん) 仏法僧への帰依を誓います。
三聚浄戒(さんじゅうじょうかい)十重禁戒(じゅうじゅうきんかい) 酒水器の中の水を撒いて灌頂をします。
血脈授与(けちみゃくじゅよ) 血脈を香に薫じて、霊前に置きます。
この儀式を行います。
入棺諷経(にゅうかんふぎん)
「大悲心陀羅尼」と「回向文」が唱えられます。
ここで焼香を行います。
龕前念誦(がんぜんねんじゅ)
「十仏名」と「回向文」が唱えられます。
挙龕念誦(こがんねんじゅ)
大宝楼閣陀羅尼(だいほうろうかくだらに)を唱え、太鼓やハツを鳴らす鼓鈸三通(くはつさんつう)を行います。
引導法語
導師が松明(実際には松明を模した仏具)で円を描いて引導を渡します。
山頭念誦(さんとうねんじゅ)
本来は葬列で埋葬場に向かう際の儀礼でした。「修証義」が読み上げられます。
出棺
回向文を唱え、鼓鈸三通を行い、出棺します。
曹洞宗の基本情報
- 開祖:道元(1200~1253)
- 本尊:釈迦牟尼仏
- 本尊・釈迦牟尼仏
- 本山・永平寺(福井)
- 総持寺(神奈川県)