日蓮宗 お盆

お盆は、お彼岸と並ぶ先祖供養の法会です。

もともと、ブッダの弟子目蓮尊者が、餓鬼道に堕ちた母親の苦しみを救った由来を説いた「仏説盂蘭盆経」の経説に拠って始められました。

日本では、伝わってきた仏教思想と伝統的な宗教儀礼が結びつき、現在のお盆の習慣が出来たと考えられます。

日蓮宗 ホームページより引用

日蓮宗 お盆 準備

お盆を迎えるにあたっては、仏壇やお墓を清掃し、仏壇前に精霊棚をつくります。

精霊棚の飾り

①左右に青竹を立て、細い縄を張り、それにほうずき、青柿、青など季節のものをつるす。

②棚の下部にはまこもを編んだ敷物を広げ、ハスの葉を敷き、水やソーメン、酢の物などを供える。

③ナスやキュウリに割り箸で作った牛馬を飾る。

地方によって精霊棚の飾り方が違うことが多いので、近所のお寺や同一宗派の方に尋ねることをお薦めします。

お供え物として、線香、お茶、仏飯、お菓子、果物などを添えるのがよいでしょう。

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また迎え火を焚き、ご先祖様をお迎えします。精霊棚には莚(むしろ)を敷いて位牌を安置し、果物や菓子、茶湯、霊膳その他種々の供物を供えます。

また盆中は提灯をつけておきます。この期間はご先祖様は私たちと共に生活しているとされています。

盆が終われば、送り火を焚いて、ご先祖様を送り出します。

尚、しきたりは土地によって違いがあるので、ご注意ください。

日蓮宗 ホームページより引用

日蓮宗 初盆 新盆

初盆の法事をいつ行うか決める必要があります。

初盆の法事について親族や親しい方に早めに連絡しておきましょう。

時間と場所を連絡し、参加の可否も聞いておく必要があります。

料理やお返しの準備があるため、電話や往復はがきなどで参加の確認をしておくといいでしょう。

初盆での会食をどうするか?自宅に招いて食事をするのか、どこかの料理屋で食事をとるか、など様々です。

自宅の場合は、自分たちで用意するのか、仕出し弁当などを頼むのか決めましょう。

初盆・新盆には、一般的に菩提寺の僧侶に棚経をあげてもらいます。

お盆の時期は、お寺も忙しいので早めに連絡しておきましょう。

初盆にお供えを持ってきてくれた方へのお返しは、菓子折りやお茶・ミニタオルなど、法要での一般的な返礼品を参考にして選ぶといいでしょう。