弔問とは
遺族を訪ねて、お悔やみを述べることを弔問といいますがむやみに訪れて慰めればいいというものでもありません。
先方は、家族を亡くし悲しみに暮れているぱかりでなく、葬儀や告別式の手配などいろいろとしなければなら芯いことを抱え、忙しくもあります。
先方の気持ちを思いやり、その場の状況を考えて、邪魔にな5ないように行動することが大切です。
とりあえずの弔問と通夜での弔問
悲報を聞いてすぐ訪ねるのは、親戚や故人と親しかった友人、またご近所の場合です。
とるものもとりあえす、駆けつけるということになりますかう、平服でがまいません。
喪服で訪問するのは、かえって失礼になります。
先方も、気持ちの整理もつかず、また準備で忙しくしているはすですから、玄関先でお悔やみを述べ、手伝いができる場合は申し出ます。
遺族と対面できない場合は、取次ぎの人にお悔ゃみを述べます。
通夜の席では、弔問客は自分ひとりではありませんから、お悔やみを長々と述べて、流れをさまたげるようなことがあってはなりません。
受付であいさつをし、遺族にも黙礼か、お悔やみは述べても一言にとどめておきます。
故人との対面
故人と親しい関係にあった場合は、弔問に訪れた際に、遺族かう故人との対面を勧められることがあります。
その際には「ありがとうございます。お別れさせていただきます」とあいさつします。
故人の部屋に案内されたら、枕元に正座をして、ていねいに一礼します。
遺族が白布を外してくれるまで待ちます。
故人と対面するときはとり乱さないように、静かに対面します。
深く一礼し合掌します。
遺族にあいさつをしてから一礼をして下がります。
また、対面を勧められても、落ち着いて故人と会う自信がない場合は、その旨を伝えて辞退します。
弔問の際の注意
とりあえすの弔問の場合は、お悔やみを述べて失礼するのが常識です。
長居をして、葬儀や告別式の準備の邪魔に芯らないように。
また、香典も通夜か告別式のとき持参します。
弔問では、遺族を慰め、故人の冥福を祈る気持ちが大切です。
興味本位に病気の経過や死因などを尋ねては、遺族にいやな思いをさせるだけです。
特に交通事故や自殺などの場合は、状況や死因には、触れないでおきます。
子どもを亡くした喪家に、似た年齢の子どもをつれていくのはとても無神経な行為です。
遺族の悲しみが増すばかりですからひかえます。
子ども同士が友達の場合はつれていってもかまいまぜんが、式場でとり乱さないように、小さい子どもにはよく言い聞かぜておく必要があるでしょう。
高齢者を亡くした場合の弔問の際、「大往生でおめでたい」「年に不足はない」「天寿をまっとうしたのだかう」などの言葉を聞きますが、これを弔問側が言うのは考えものです。
また、長い病の末に亡く什ゆった場合は、遺族に看病のねぎらいの言葉をかけます。