天台宗 位牌

天台宗で授ける戒名は仏の教えに帰依し、仏教徒として戒めを守り、菩薩であることを自覚して生活することを誓った方に授けられるものです。

天台宗の場合、大乗菩薩戒と呼ばれる3つの戒めを誓う事がベターとされていますので、亡くなってから戒名を授かるよりも、生前に授戒し戒名を授かっておくことが望ましいとされています。

天台宗の戒名は他の宗派と同様「院号」「道号」「戒名」「位号」で成り立っています。

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位牌の種類

通夜や葬儀の時は白木の位牌を用います。

白木の位牌の場合は、最上位に「新円寂」「新帰真」「新没故」と書き入れ、戒名の下には「霊位」「霊儀」などという置字を行います。

四十九日が過ぎると塗の本位牌に改めます。

本位牌の開眼供養を行い、お仏壇に安置をする際に、これまでの白木のお位牌はお寺に納めます。

この仮のお位牌のままにすることで、葬式が終わっていない、成仏できていない形を引きずってしまうことになりますので注意が必要です。

本位牌の種類は塗位牌でも唐木位牌でも決まりはありません。

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