喪主のM様は数年前に何かあったときはここに連絡する様にと
故人様からソーケンのカード(緊急連絡先や仏事メモなどが記載されているカード)を渡されてたみたいです。
その時は現在、入院中の奥様の事で事前相談されてました。
故人様がご逝去の際、いつもサイフの中に入れていたソーケンのカードを
取り出し葬儀の依頼をされたそうです。
本部から連絡を受けて担当葬儀社が伺いました。
火葬式の当日、一人でお見えになり寝台車の後部座席で2~3分お顔を見て
お別れされた後に瓜破斎場に火葬入場しました。
少しうつむき加減で肩を落とされていました。
お客様の方から精算させて頂きますと声をかけて頂き
精算が済んだ後にお客様と世間話を少ししてました。
葬儀担当者 ところで喪主様は長吉出戸のどの辺りですか?
喪主様 出戸の交差点を北に上がって2個目の信号を鋭角に曲がった左側の借家です。
数年前に私が事前相談で伺ってお家で、その時のお父様だった事がわかりました。
その事を伝えるとソーケンの方には葬儀社が何社か入っているのですか?と言われ、
数社いてますよと答えて僕が縁があったのかも知れませんねと言うニッコリとされてました。
少しその事で喪主様との距離が縮まった様に思いました。
事前相談していただいていると、亡くなってから慌ただしくする事がなくなります。
葬儀社と喪主様とは何らかの縁で繋がっているものかもしれません。
最期に良い形でお見送りをするためにも、事前相談をおすすめします。